物流の記録を知る
滞留記録とは?
到着・出発から滞留時間を把握
荷主が自社の工場・倉庫・配送拠点の実態を確認するための基本を解説します。
この記事でいう滞留時間は、施設への到着時刻から出発時刻までの差分です。法令上の荷待ち時間・荷役等時間を区分して計測するものではありません。
物流の「滞留記録」は、車両やドライバーが施設に到着してから出発するまでにどれくらい時間がかかったかを、訪問単位で残すための記録です。まずは到着と出発の2つの時刻をそろえることで、感覚ではなく拠点ごとの傾向を確認できます。
滞留記録の意味
チャクロクでは、ドライバーが到着時と出発時にボタンを押します。2つの時刻の差を、その訪問の滞留時間として表示します。
| 記録 | 分かること |
|---|---|
| 到着時刻 | 施設に到着した時刻。取得できた場合は到着時の位置情報も残します。 |
| 出発時刻 | 施設を出発した時刻。到着から出発までの滞留時間を確定します。 |
| 滞留時間 | 到着時刻と出発時刻の差。訪問ごとの所要時間として確認します。 |
滞留時間を記録する方法
1. 記録する拠点を決める
自社工場、倉庫、物流センターなど、まずは滞留の実態を知りたい場所を決めます。全拠点を一度に始める必要はありません。
2. 到着と出発の操作をそろえる
到着したら「到着を記録する」、出発するときに「出発を記録する」。操作を2回に絞ると、現場で続けやすい運用になります。
3. 荷主が一覧で確認する
荷主は訪問者、運送会社、場所、到着・出発時刻、滞留時間、出発待ちの状態を確認できます。必要な記録は修正し、明細CSVとして取り出せます。
滞留記録から分かること・分からないこと
分かること
- どの拠点で滞留が長くなりやすいか
- 曜日・期間・訪問ごとの滞留時間の傾向
- 出発が未記録の訪問や、場所が未判定の記録
追加確認が必要なこと
到着から出発までの時間だけでは、受付待ち、荷待ち、荷役、休憩などの内訳は分かりません。原因を把握するには、記録をもとに現場や運送会社へ聞き取りを行い、必要な区分を別途確認します。
そのため、滞留時間の記録をそのまま法定の荷待ち時間・荷役等時間の記録や報告書とみなすことはできません。制度上の対象や算定条件は、国土交通省の算定方法をご確認ください。
荷主が滞留記録を始める3ステップ
- 対象拠点を1〜3か所に絞る。
まずは自社で管理する工場・倉庫など、改善の必要性を感じている場所から始めます。 - ドライバーにQR・URLを共有する。
専用アプリのインストールやドライバー用アカウントは不要です。 - 一定期間記録して、長い訪問を確認する。
一覧を見て現場に聞き取り、必要な記録をCSVで社内の改善検討に使います。
チャクロクは、荷主が到着・出発から滞留時間を把握するための無料サービスです。到着・出発記録の始め方や、荷待ち時間・荷役等時間との違いもあわせてご覧ください。
到着・出発の記録から、現場の改善へ。
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